熱分析

    物質の反応温度を測定

    熱分析(Thermal analysis)は材料の熱挙動を把握する手段として広く用いられている分析技術です。リガクは1957年に国内初の自動記録式熱分析装置「サーモフレックスシリーズ」を発表、1981年には世界初の差動型原理に基づく熱天秤を開発して以来、長年にわたり熱分析装置を開発・販売し続けているもっとも歴史のある熱分析装置メーカーの一つです。
    汎用的な熱分析装置はもちろんのこと、TG-MSやXRD-DSCなどのハイフネーテッド熱分析や速度制御熱分析、加湿雰囲気下での熱分析など常に新しい装置開発を続け、お客様により良いソリューションを提供し続けています。

    製品の開発や材料の選定にはあらゆる物理的特性の評価を行うことになりますが、その物性評価には融点や熱分解温度、熱膨張率などの熱挙動がかかわる事項も多く存在します。このような熱挙動はあらゆる材料分野で必要な物性であり、高分子、医薬品、金属、セラミックスなど幅広い分野で利用されています。また、製品開発用途だけではなく、品質管理においても熱分析は広く使用されています。

    熱分析とは『物質の温度を一定のプログラムによって変化させながら、その物質のある物理的性質を温度または時間の関数として測定する一連の技法』となります。このように熱分析は試料を加熱または冷却させた際の状態変化を測定し、融解や脱水など試料の反応温度や熱膨張率などの熱物性を測定する手法です。また、熱分析はどんな物理的性質を観測するのかによって多種類の技法が存在します。例えばTG(Thermogravimetry)では試料の質量変化を、DSC(Differential Scanning Calorimetry)ではエネルギー変化を測定することとなり、その他DTA(Differential Thermal Analysis)、TMA(Thermomechanical Analysis)、EGA(Evolved Gas Analysis)などの熱分析技法があります。

    Thermal Analysis

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