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マイクロX線CTによるラミネートフィルムの解析

AppNote B-XRI1016: マイクロX線CTによるラミネートフィルムの解析

 

アルミラミネートフィルムは医薬品や食品の包装、リチウムイオン電池の包材に使用されていますが、フィルムの製造や包装パッケージへの加工の際、ピンホールや凹凸などの異常が生じることがあります。小さなピンホールの目視検査は困難で、凹凸異常の原因は外観検査ではわからないため、このようなラミネートフィルムの異常部位については、高分解能かつ非破壊で内部構造を観察する必要があります。マイクロX線CTは数µmオーダーの分解能で試料内部構造を非破壊観察できるため、異常部位の特定や原因究明に有用です。ここでは凹凸のあるアルミラミネートフィルムをCT撮影し、内部構造を観察しました。