AppNote B-SCX1009: ペプチド医薬(環状ペプチド)の構造解析
中分子薬は、低分子薬と抗体医薬等のバイオ医薬の中間に位置する、ペプチド結合をもつ約0.5 - 5.0 kDa程度の新たな医薬品で、低分子薬と抗体医薬等のバイオ医薬が持つ問題点を解決できる可能性を秘めています。中でも、環状ペプチド医薬品はポスト抗体医薬として期待されている、“次世代医薬品”です。環状ペプチド薬のような高分子
量化合物の結晶でも、高輝度のX線発生装置、当社独自開発による光子計数型ハイブリッドピクセル検出器HyPix-6000HE、単結晶構造解析統合プラットフォーム CrysAlisProによる最適化された測定スケジュールを組み合わせることにより、高精度解析が実現します。