AppNote TA3001: EVAの酢酸ビニル含有量の影響
エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)は酢酸ビニル(VA)の含有量により、ゴム弾性、柔軟性が変化し、柔軟性をもつプラスチックのサンダルやフィルム、接着剤など多種多様な用途への応用が可能です。このような性質はEVAの分子運動と密接な関連があるため、従来、DSCや粘弾性測定によるEVAの分子運動性評価が行われてきましたが、今回はTSCを用いてEVAのVA含有量による分子運動性の変化を評価し、相補的な情報を得ることができました。