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RIR 法とリートベルト法の併用による セメント中の非晶質成分の定量分析

AppNote B-XRD1093: RIR 法とリートベルト法の併用による セメント中の非晶質成分の定量分析

 

RIR 法とリートベルト法の併用によるセメント中の非晶質成分の定量分析

X線回折法における非晶質の定量分析法として、ピーク分離法がよく用いられていますが、結晶成分と非晶成分が同一化学組成であるという前提があり、セメントのような多成分系の試料に適用するのは困難です。また近年では、多成分の定量分析法としてRietveld法が用いられています。Rietveld法では内標準物質を添加することで非晶成分量を算出することが可能ですが、内標準物質を添加・混合するのは操作が煩雑で、時間を要するという問題があります。これらの手法に対して、被検成分とCorundum(α-Al2O3)を等量混合した際の強度比であるRIR(ReferenceIntensity Ratio)値を用いた結晶成分の定量分析では、被検物質のRIR値が既知であれば、内標準物質を必要とせず、計算で定量値を算出することが可能です。ここではRIR法(Reference Intensity Ratio)を用いたRietveld解析により、多成分系粉末試料中の非晶成分の定量分析を行いました。

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