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DD 法による食塩の味の数値化

AppNote B-XRD1125: DD 法による食塩の味の数値化

 

食塩は主成分である塩化ナトリウム以外にも、様々な味の素になるミネラル成分を含んでいます。ミネラル成分の量比によって、味が大きく変化したり、他の栄養成分の消化吸収が阻害されたりもします。天然の食塩に含まれているミネラル成分には、検量線の作成が不可能、登録された結晶構造のデータベースが少ない、結晶に含まれている水の組成が不明確なケースが多い などの問題があります。これらの理由により、混合物の定量分析に広く利用されているX線回折を用いた定量分析法は、食塩中のミネラル成分の定量には適用が困難でした。Directderivation(DD)法は、各回折線の積分強度を高精度に測定しさえすれば、化学組成式のみから定量分析が可能となり、さらに化学組成が多少ずれていても定量分析の精度に大きく影響しない方法です。ここでは、DD法を用いて、5種類の産地の異なる食塩に含まれているミネラル成分を定量し、食塩の味との関係を調べました。

リガクのX線回折装置(XRD)

全自動多目的X線回折装置 SmartLab

装置が最適条件を教えてくれるガイダンス機能を実現。

全自動多目的X線回折装置 SmartLab SE

リガクの分析ノウハウを凝縮した「ガイダンス」機能を搭載。

小型X線回折装置 MiniFlex XpC

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デスクトップX線回折装置 MiniFlex

卓上タイプの高性能多目的粉末回折分析装置。

X線分析統合ソフトウェア SmartLab Studio II

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