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X線回折装置によるフタロシアニン銅の分子積層間隔の算出

AppNote B-XRD1139: PDF 解析によるフタロシアニン銅の分子積層間隔の算出

 

PDF 解析によるフタロシアニン銅の分子積層間隔の算出

フタロシアニン化合物は有機低分子材料として知られ、優れた電気的特性と耐久性を有することから、有機半導体材料や新幹線の青色塗料として広く用いられています。フタロシアニン分子の中心に金属元素が配位することで、様々な光学的・電気的特性を示すことが知られています。フタロシアニンは分子が積み重なった柱状の分子パッキング構造を形成し、分子積層方向への一軸性の電気伝導を示します。電気的特性は分子積層間隔に依存すると考えられますが、通常の粉末X線回折では分子積層間隔を見積もることができません。PDF解析は重元素の原子間距離を算出できるので、金属フタロシ
アニンの中心金属間距離の算出に有効と考えられます。

 

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