AppNote B-XRD1142: X線回折装置による結晶多形の定量分析
DD 法による結晶多形の定量分析
Direct Derivation(DD)法では、各結晶相から散乱されるX線強度の総和と化学組成の情報を用いて定量分析を行います 。医薬分野等においては、多くの化合物がデータベースに収載されていません。その場合、従来の手法では定量値の算出が困難であり、 DD法による定量分析が有効と考えられます。ここでは、複数の結晶多形を有する化合物の純物を測定し、その結果を用いて混合物の定量分析を行いました。