AppNote B-XRD1145: 気密試料ホルダーを用いた吸湿性製剤の測定
一般的な医薬品製剤は、吸湿性や潮解性などを有します。そのため大気下で、一般的な試料ホルダーに充填して測定を行うと、測定中に大気中の成分との反応により結晶構造が変化し、材料本来のX線回折プロファイルが得られない可能性があります。今回は、気密状態でX線回折測定が可能なASC用気密試料ホルダーを使用し、吸湿性を有するレボカルニチン製剤を測定した例を紹介します。
一般的な医薬品製剤は、吸湿性や潮解性などを有します。そのため大気下で、一般的な試料ホルダーに充填して測定を行うと、測定中に大気中の成分との反応により結晶構造が変化し、材料本来のX線回折プロファイルが得られない可能性があります。今回は、気密状態でX線回折測定が可能なASC用気密試料ホルダーを使用し、吸湿性を有するレボカルニチン製剤を測定した例を紹介します。