AppNote XRD1006: α-β アタッチメントによる高分子の配向評価
α-β アタッチメントによる高分子の配向評価
ポリプロピレン(PP)などのフィルム状ポリマーは、結晶方位とその配向性が特性に影響するため、それらの評価が重要になってきます。ポリマーは軽元素で構成されていることから X 線が透過しやすいため、透過法での測定が有効です。本レポートでは、α-β アタッチメント(多目的アタッチメント)を用いて、結晶方位・配向性評価を行いました。また、本レポートで紹介するポリマー試料用に特化した延伸機能付き繊維試料ホルダーではフィルムの断面に X 線を入射させることも可能です。