AppNote XRF3022: NEX QC による RPF・プラスチック中の塩素(Cl)の分析
廃棄物由来の紙やプラスチックなどを固形化して作成される固形燃料RPF(Refuse Paper & Plastics Fuel)は、リサイクル燃料として近年注目されています。塩素はポリ塩化ビニルなど塩素系プラスチックとして廃プラスチック中に含まれることがあります。燃焼の際に塩素(Cl)が含まれると付帯設備の腐食だけでなく環境汚染も引き起こします。このためRPF では全塩素量が管理されており、塩素量が低いもの、とりわけ0.3 mass%以下のものが高品位品として扱われています。RPF 中の塩素量を厳密に管理するには、RPF の状態だけでなく廃プラスチックなどの原料の受け入れの段階から塩素量を把握することが望まれます。