AppNote XRF3047: NEX QC+ による 金鉱石抽出液中の金(Au)の分析
金鉱石採掘では、通常、シアン化物への浸出技術を用いて微量の金含有物を回収します。鉱石から溶出した金は、CIP( Carbon-in-Pulp ) 、CIL ( Carbon-in-Leach ) 、CC ( CarbonColumn)などの手法で活性炭に吸収されます。その後、金は加熱したシアン溶液によって炭素から溶離され、電気分解によって回収されます。この抽出液中の金濃度についてその場分析を行うことで、オペレータは濃度低下のタイミングを迅速かつ容易に判断し、プラントの効率を大幅に改善することができます。エネルギー分散型蛍光X 線分析装置 NEX QC+(ネックス・キューシープラス)は、シンプルな操作で簡単に溶出液のその場分析が可能です。特別な試料処理や調製、技術的な知識の必要なくわずか100 秒で結果を得ることができます。