
元素分析、相分析、粒径解析から分子構造解析まで
ポリマーの研究、製品開発、および生産品質管理のいずれの段階でも、蛍光X線分析(XRF)は、アンチモン、バリウム、臭素、カルシウム、クロム(RoHS / WEEE規制)、銅、リン、チタン、または亜鉛といった、添加剤(顔料、充填剤、難燃剤、安定剤)の同定と定量測定にご利用いただけます。
さらに、多くのプラスチックポリマーはある程度の構造秩序を持っており、X線回折(XRD)法による同定、分析が可能です。 そのようなポリマーは、少なくとも部分的に、回折ピークを引き起こす結晶状態、または部分的な構造秩序を持つ擬結晶状態になっています。 結晶化度は、多くの場合加工方法に関連した、ポリマー化学において非常に重要なパラメータです。 他にも、プラスチックおよびポリマーの研究および製造におけるXRDの用途には、単位格子の種類および格子定数の決定、微細構造の決定、極点図による結晶方位の決定などがあります。
ポリマーの分析には、小角X線散乱(SAXS)も利用することができます。溶液か固体かを問わず、SAXS法は、内部の長距離構造を元にポリマーのキャラクタライゼーションを行うことができます。 リガクはその技術と専門知識で、この用途のための数多くのX線分析製品を提供いたします。
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