Skip to main content

蛍光X線分析法によるハロゲン分析

Autumn 2020, Volume 51, No.2
32-36
Image
松田渉(株式会社リガク)

様々な試料中のハロゲン元素分析例を通して、最適なXRFの分析法装置を紹介

ハロゲン分析とは、製品や廃棄物に含まれるハロゲン元素を分析すること。ハロゲン元素は、周期表における第17族にあたり、フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I)などが該当する。ハロゲン元素を含む材料・製品は生活の中でも広く使用されており、例えばフッ素はテフロン樹脂や歯磨き粉などに、塩素は食塩や塩化ビニル樹脂などに、臭素はプラスチックの難燃剤や感光剤などに使用されている。一方で、これらハロゲン元素は産業や環境面に対して悪影響を及ぼす側面も持っている。ハロゲン分析の手法としては、燃焼-イオンクロマトグラフ法(燃焼-IC)や、高周波誘導結合プラズマ発光分析(ICP-OES)が広く使用されているが、これらの手法は試料調製や装置メンテナンスが煩雑で、分析の作業効率は良くない。一方、蛍光X線分析法(XRF)は固体、粉末、液体をそのまま分析することが可能な手法であるため、分析結果を迅速に取得することが可能である。また、装置の汚染も比較的に少ないため、メンテナンスも簡易である。今回、様々な試料中のハロゲン元素の分析例を通して、ハロゲン分析の最適な分析法・装置を紹介する。

Rigaku Journal article pdf