Skip to main content
DSCvesta

【中小企業経営強化税制対象機種】(日本)

  • 測定レンジの拡大
  • 多彩な冷却オプション
  • 測定温度範囲の拡大
  • 高機能温度ホールド制御
  • オートサンプルチェンジャー対応
  • ヒューマンエラー防止
  • 多機能なソフトウェア

 

オートサンプルチェンジャー付DSCvesta

  • 冷却ユニットや試料観察ユニットとも同時使用可能
  • 後から追加も可能
  • 標準容器がそのまま使用可能
  • 多様な測定モード
  • 複数のレファレンス選択・設定が可能
  • 安全性に配慮した保護カバー

示差走査熱量計

材料の融点などの反応温度や反応エネルギーを簡便測定

DSCvesta用冷却ユニット
DSCvesta用ASC安全カバー
UV照射ユニット

 

示差走査熱量計(DSC)は、試料を加熱または冷却したときに試料内に発生する熱エネルギーの変化を検出する熱分析装置です。
Thermo plus EVO2 DSCvestaは炉体構造を一新し、業界最高クラスの測定温度範囲を実現しました。また、従来機と比較して感度・測定レンジが大幅に向上しています。

オートサンプルチェンジャー(ASC)付きのDSCvestaの測定条件は単一ウィンドウで簡単に設定ができ、24試料までセットが可能なため、測定点数が多いときや長時間の無人測定に有効です。各種冷却ユニットや試料観察ユニットとも干渉せずに同時使用が可能で拡張性に優れています。お手持ちのDSCvestaに後からオートサンプルチェンジャーを付加することも可能です。

 

測定レンジの拡大

新型アンプの採用により、フルスケールが従来の±100mWから±400mWへと大幅に拡大しました。熱量変化が大きいサンプルの測定にも対応します。

 

多彩な冷却オプション

測定温度範囲と測定目的により4種類の冷却ユニットを選択することが可能です。また、冷却ユニットの付け外しがユーザーで簡便に行なえる構造になっており、測定シーンに合わせて交換可能です。
 ◆ 電気冷却 -90℃~725℃
 ◆ 液体窒素自動供給冷却 -150℃~725℃
 ◆ 液体窒素サイフォン冷却 -170℃~725℃
 ◆ サーキュレーター冷却 -10℃~500℃

 

測定温度範囲の拡大

従来機に比べ測定温度範囲が大きく広がったことで、より幅広い温度領域での測定に対応します。特に電気冷却ユニットでは-90℃から725℃までの温度範囲で昇降温連続測定が可能であり、液体窒素の補充を必要とせずに広範囲な温度の測定にご利用いただけます。

 

高機能温度ホールド制御

heating温度ホールドやcooling温度ホールド測定に対して、予備測定を必要としない温度ホールドが可能です。ホールド時のオーバーシュートやアンダーシュートのない測定を行うことができます。

 

オートサンプルチェンジャー対応

オートサンプルチェンジャーの接続も可能です。多試料の測定も無人で連続測定することでハイスループットに貢献します。

 

ヒューマンエラー防止

試料容器材質の上限温度を超えた過昇温によるトラブルを防ぐためのアラート表示や、炉体が高温状態であると一目でわかる警告ランプなどでうっかりミスによる装置トラブルを防止します。

 

多機能なソフトウェア

測定ソフトウェアでは、測定温度プログラムと連動したマスフローコントローラーの制御、測定終了後の冷却ファンのON/OFF設定、ECOモード(電力低減待機モード)の移行設定、測定終了後の本体電源シャットダウン、装置の使用履歴ファイル(Excel)の自動作成を行う等、多彩な管理機能があります。
解析ソフトウェアでは基本解析機能に加え、DSCvesta専用にピーク強調機能、n次ベースライン補正機能、ノイズ低減機能など、微小ピークの解析により有効な機能を実装しました。解析ソフトウェアはライセンスフリーで複数のPCにインストールできます。事前に設定した較正・解析メニューを実行する自動解析ソフトウェアも搭載されています。

 

DSCvesta +ASC
冷却ユニットや試料観察ユニットとも同時使用可能

各種冷却ユニットや試料観察ユニットを接続したまま連続測定が可能で拡張性に優れています。

 

オートサンプルチェンジャーは後から付加可能

お使いの装置に後からオートサンプルチェンジャーを追加することができます。オートサンプルチェンジャーは装置本体上面に設置するため、追加の設置スペースを必要とすることなく自動測定を可能にします。

 

標準容器がそのまま使用可能

各種標準試料容器が使用可能で、オートサンプルチェンジャー専用の容器は不要です。

 

多様な測定モード

連続測定中に優先度の高い試料を測定する割り込み測定、1つの試料に対応する単独測定や、経時変化を伴う試料測定のための手動測定も利用可能です。

 

複数のレファレンス選択・設定が可能

3種類のレファレンス用容器をセット可能で、測定試料に応じて、測定試料ごとにレファレンスを選択することができます。種類の違う容器を使用した連続測定に有効です。

 

安全性に配慮した保護カバー

オートサンプルチェンジャー部、電気炉炉体部を覆い測定中の安全性を確保するカバーを取り付け可能です。測定中やオートサンプルチェンジャー動作中、炉体高温時にはロックがかかり開けることができなくなるため、火傷や指挟み等の事故防止に役立ちます。

 

仕様

モデル名 Thermo plus EVO2 DSCvesta
装置名 示差走査熱量計
測定方式 熱流束型
Benefit 相変化に関連する反応のエネルギーを特徴付け定量化します
手法 DSCはサンプルとレファレンスの温度を上げるために必要な熱量の差を温度の関数として測定する熱分析手法です
測定温度範囲*1 -170℃~725℃
DSCスケール ±400mW
昇温速度(最大)*2 150℃/min
ノイズレベル(RMS) 0.1μW
測定雰囲気 空気・不活性ガスフロー
最大試料量 90μL
オプション オートサンプルチェンジャー(試料数:24個、レファレンス:3個、較正用試料:5個)
試料観察ユニット
冷却ユニット(電気冷却、液体窒素自動供給冷却、液体窒素サイフォン冷却、サーキュレーター冷却)
安全カバー
装置寸法 380(W) x 367(H) x 492(D)(mm)
380(W) x 602(H) x 492 (D)(mm) ASC付き
重量(本体) 28kg (38kg ASC付き)
電源 1Ø, AC100-120V/200-240V 50/60Hz 15A
*1 室温以下は、測定温度範囲に応じた冷却ユニット(オプション)が必要です。  
 500℃以上の測定は、不活性ガスフローが必要です。
*2 冷却ユニット使用時は、お使いの冷却ユニットにより異なります。