TMA用測定アタッチメント
アタッチメントの交換だけで、圧縮・引張・ペネトレーション等、多目的の測定が可能です。
荷重制御は一定荷重の他、等速度荷重(圧縮または引張荷重を一定速度で変える)と、sin波状周期荷重(一定周波数・振幅の圧縮または引張荷重を加える)が設定できます。
圧縮荷重法(示差膨張)![]() |
圧縮荷重法(全膨張)![]() |
引張荷重法![]() |
棒状や板状試料の熱膨張を、基準試料と比較測定する示差膨張方式で測定します。試料支持部の伸びを常時キャンセル。10-7オーダーの低膨張試料でも高い再現性で測定できます。 | 試料のみセットする全膨張方式は、示差膨張方式より大きな試料(最大φ12 mm)を測定できます。 ポリマー等の線膨張係数が大きい試料の測定に最適です。 |
繊維やフィルム状試料の両端を金属製冶具でチャックし、引張荷重を加えて測定します。 チャック金具の重量が荷重に影響を与えない構造なので、高精度測定が可能です。 |
ペネトレーション法![]() |
示差ペネトレーション法![]() |
3点曲げ法![]() |
シート状・フィルム状試料にピンをあて、一定荷重を加えた状態で昇温し、試料中へピンが貫入する温度や貫入量を測定します。 | 弊社独自の示差方式を採用。数μm厚試料のガラス転移や軟化等を高精度に測定できます。測定レンジは1 μm/フルスケールで、高感度です。 | 板状試料の曲げ測定をし、変形温度や変形量の情報を得られます。 |
測定方法 | 圧縮荷重法 | 引張荷重法 | ペネトレーション法 | 3点曲げ法 | ||||
種類 | 標準型 | 高温型 | - | 昇温ペネト | 示差ペネト | - | ||
本体部/検出方法 | 示差膨張 | 全膨張 | 示差膨張 | 全膨張 | 全膨張 | 全膨張 | 示差膨張 | 全膨張 |
標準試料サイズ | φ9mm以下 | φ12mm以下 | φ9mm以下 | φ12mm以下 | 長さ10,15,20mm 幅5mm |
φ5mm以下 | 長さ9~13mm 最大幅5mm |
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長さ10~20mm | 厚み10~200μm | 最大厚み4mm | 最大厚み2mm | |||||
材質 | SiO2 | Al2O3 | SiO2 | SiO2 | SiO2 | |||
最大荷重 | 1000mN | |||||||
測定温度範囲※ | 室温~1100℃ | 室温~1500℃ | 室温~600℃ | 室温~1100℃ | ||||
昇温速度(最大) | 100℃/min. (低温炉:20℃/min.) | |||||||
TMAフルスケール | 5000μm | |||||||
荷重モード | 一定荷重(圧縮又は引張方向に最大1000mN、1mNステップ) 等速度荷重(圧縮又は引張方向に1~500mN/minの速度で最大1000mNまで) sin波状周期荷重(振幅1~1000mN、周波数0.01~1Hz) |
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オプション | 冷却ユニット(電気冷却-70~600℃、液体窒素自動供給冷却-150~600℃) | |||||||
測定雰囲気 | 空気・不活性ガス・減圧・水蒸気 |
※ オプション 低温測定(液体窒素自動供給ユニット:-150~600℃、電気冷却ユニット:-70~600℃)