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TS-POLAR
  • 高分子材料の一般的なTSC測定では主鎖のミクロブラウン運動を反映するガラス転移点(Tg)や主鎖の局所的な運動に伴うβ転移、側鎖の自由回転などに伴うγ転移、さらに主鎖に直結した基の回転など局所的な挙動を検出できます。
  • TS-POLARは非晶質物質のガラス転移点など双極子モーメントの緩和挙動を脱分極電流を検出することにより、高感度測定が可能です。また結晶などに束縛された束縛非晶領域の緩和現象なども高感度に分離測定可能です。
  • TS-POLARはさまざまな緩和現象や分散性、界面の評価ができます。さらに、帯電・誘電・絶縁などの電気的特性も測定可能です。測定サンプルは薄膜、粉体、ブロック、ゲルなどの広範囲です。試料形状に応じてさまざま種類の電極が用意されています。
  • TS-POLARは脱分極電流を測定する手法なので導電性サンプルはなにも信号が得られません。その特性を利用して金属板上の塗膜のように導電性基材上の薄膜は剥がすことなく薄膜の特性だけを測定評価することが可能です。
  • TS-POLARが得意とする応用測定は高分子材料(相溶性、分散性、転移)、医薬品(結晶多形、微小アモルファス領域と微小結晶領域),電子写真(帯電保持特性、分散性)、燃料電池(MEA界面のトラップ特性、電極材料の違いによる特性評価、劣化特性)など
  • 用語解説:【熱刺激電流測定】TSCは試料に電界を加えることにより試料内部に分極や電荷トラップを発生させ、昇温過程での脱分極現象で生じる電流を検出する測定手法です。
  • 測定温度範囲:-180~350℃、測定雰囲気:He雰囲気、電流測定範囲:±5×10-15~±1×10-3A、印加電圧範囲:-500~+500V

熱刺激電流測定システム

フェムトアンペア(fA=10-15A)オーダーまで検出が可能な熱刺激電流測定装置

TS-POLARはフェムトアンペア(fA=10-15A)オーダーまで検出が可能な熱刺激電流測定装置(Thermally Stimulated Current:TSC)です。微小な電流変化から分子やイオン等の動きを検出することにより、ポリマーや複合化された電子材料まで、有機・無機の素材のみならず製品そのものが測定対象となります。高分子材料評価では、DSCやDMAでは検出が困難な局所的な分子運動も高感度測定できます。