リガクの分析装置を導入したいと思っているお客様の本来の目的が、材料開発のためなのか、品質管理、環境保全、そ
れ以外のためなのか・・・、最新の技術動向を理解し、それに応える技術を分析装置に付加したソリューションの提供を
行っています。新たな未知の物質をいかに解析するかを研究し、答えを出す喜びのある仕事です。

お客様の課題解決を通じ、エキスパートになっていただくというやりがいある仕事。

仕事: アプリケーションエンジニア
専攻: 分析化学
入社年: 2014年
主な職務内容

入社数年での中心業務は、お客様が装置購入検討に用いるための依頼測定となります。 試料を預かり、分析し、報告書を提出し、実際にお客様を招いてのデモも行います。 その他にも、ユーザーの分析相談や 実習、外部講演等も行います。社内に対しては実際に分析する立場から、既存製品の改善要求や新製品開発に携わりま す。社内外問わず人との関わりが多い部署なので衝突はありますが、その都度人としての成長が感じられる刺激の多い 部署です。

リガクに入社した理由

学生時代、NMRという構造解析の手法についての研究を行っていました。2年間という短い研究生活でしたが、新たな 分析手法を開発・検討すること、それを実証して人に伝えることはとても楽しく、将来は分析に携わる仕事をしたいと考 えていました。 リガクの製品はほとんどがX線分析装置であり、大学のときの専門分野とは違った領域ではありましたが国内で大きな シェアを持つリガクの技術力に惹かれたこともあり、X線分析の技術者として新たなスタートを切ろうと考えリガクへの 入社を決めました。

学生のころに学んだことで仕事に役立ったこと

私が大学時代に研究していたNMRは主に構造解析に用いられる分析手法で、現在担当している蛍光X線分析の目的で ある元素分析とは直接的な関わりはほとんどありません。ですが、得られたデータをどのように取り扱うか、シグナルを どのように分析値へと変換するかという考え方については共通する部分もあり、新しい仕事を理解する助けになってい ます。また、直接的に関わりが無いがゆえに、『蛍光X線分析』というフィールドの外から自分のしている仕事を眺める視 点も持つことができているように思います。

業務で一番熱中できること・すること

私たち分析センターの仕事は、リガクの装置を使ってくださっているお客様に対する技術的なサポートです。そのため、 装置をどう使えば良いのか分からない、あるいはもっと分析精度を上げたいがどうしたらよいか?というようなお客様か らの声が日常的に届いてきます。 そのような時、ただお客様に『こうすれば良い』という解決手段を提示するだけでなく、いかにお客様自身に『蛍光X線の エキスパート』へと成長していってもらえるのかを考え説明することがこの仕事の醍醐味であり、最も楽しいところだと 思います。

ピンチを救ってくれた仲間とのエピソード

分析センターで仕事をしていると、どうしても私のような若い技術者では解決できない問題がお客様から寄せられるこ とがあります。そのような場合には、これまで経験を積んできたベテランの先輩方の助言を仰ぎます。 自分の知らなかった分析のノウハウを理解し、お客様に伝えながら自分自身も成長することができ、この部署ならでは のやりがいを感じることができます。

最先端の研究からものづくりの現場まで、世界で重宝される技術力。

仕事: アプリケーションエンジニア
専攻: 物質工学
入社年: 2019年
主な職務内容

配属後数年は、依頼試料の測定が主な業務になります。装置購入を検討しているお客様からのお預かり試料を分析し て、結果を報告します。その他に、ユーザーの分析相談対応や基礎実習、外部講演等も行います。社内に対しては実際に 装置で分析をする立場から、既存製品の改善要求や新製品開発に携わります。

リガクに入社した理由

学生時代に研究活動でリガクのX線回折装置を使用しており、自分にとって身近な企業だったことが大きいです。就職 活動を始めるにあたり、どうせ働くなら自分が楽しめる仕事に就きたいと思いました。自分の研究生活を振り返ってみ て、一番楽しかったのが作製した試料の結果を分析装置の前で確認しているときでした。使用分野を限定せず、様々な 企業や研究機関で重宝される高い技術力と国内での実績、これから更にグローバルな展開も期待できる企業であると 感じ入社を決めました。

学生のころに学んだことで仕事に役立ったこと

基礎的な化学、物理、数学の知識など……学生の頃に「将来どこで使えるのだろう?」と思っていた講義の内容が役立つ ことが多いです。分析センターでは、様々なお客様の試料を扱うにあたり、材料の関する幅広い知識も必要となります。 今まで学んできたことを無駄にせず、直接活かすことができる職場だと思います。 その他にも、レポートや資料作成のノウハウ、研究の進め方(PDCAサイクル)などは業務を進める上で土台になってい ると感じます。

業務で一番熱中できること・すること

私の現在の主な業務は、分析装置を使ったお客様の試料の依頼測定です。装置の購入を検討されているお客様の試料 をお預かりし、ご要望に沿ったデータが得られるか実際に測定しています。導入目的や着目元素、試料の形態もそれぞ れ全く違っていて、測定ホルダに設置する段階で一筋縄ではいかないような試料もあります。新しい試料の分析結果を 確認する際は緊張しますが、自分の依頼測定の報告書が受注に繋がったときはとても嬉しいです。

ピンチを救ってくれた仲間とのエピソード

出張が決まってお客様のところへ伺うことになったものの、自分の知識では足りないことが多く大変困ったことがありま した。直前までいろいろな方に助けていただきながら準備をした結果、無事トラブルなく終えることができました。日常 業務でも、なにか相談すると解決するまで付き合ってくれる方が多いです。 X線分析・熱分析という専門性の高さから真面目で寡黙なイメージを持たれがちですが、それぞれ業務に励む中でもコ ミュニケーションがとりやすく、働きやすい環境だと思います。