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THERMAL  ANALYSIS SITE

マルチプレス

試料容器成型冶具

3つの機能を備えたすぐれもの

  

マルチプレスはサンプルクリンパー、サンプルシーラー、高圧サンプルシーラーの3つの機能を備えた試料容器成型治具です。ダイセットを交換することにより、3種類の試料容器(Al容器、Al製シール容器、高圧シール容器(SUS-SUS))の成型に対応します。



 

ダイセット

 

成型したい試料容器によってダイセットを交換してご使用いただけます

クリンプ容器用ダイセット Al製シール容器用ダイセット 高圧シール容器(SUS-SUS)用ダイセット
クリンパーとして使用する場合に使用します
*Al製容器(Item No. 8578)に使用します
シーラーとして使用する場合に使用します
*Al製シール容器(Item No. 8580)に使用します。
高圧容器用シーラーとして使用する場合に使用します
*SUS-SUSシール容器(Item No. 8598B1)に使用します

 

設置スペース・重量

外形寸法(mm) 110W x 200D x 208H
重量 2.6kg


 

試料容器の形状 クリンプ容器とシール容器ってなあに?

 

容器の形状は、オープン(開放型)、クリンプ、シール(密封型)などがあります。
DSCでは試料の物理的挙動を測定する場合が多く、一般的には感熱板との熱的接触を良くするためクリンプ容器を使用します。また、容器底面が平滑でないと擬似ピークが現れたり感度が低下したりすることがありますので、感熱板と接触する容器底面の状態にも十分注意してください。
試料が液体や水溶液の場合、あるいは試料中の揮発成分による昇華または蒸発が起こる場合、密封型容器(シール容器)を使用することにより、昇華や蒸発を抑えることができ、融解などの吸熱挙動と区別することも可能です。このとき、使用する容器の耐圧(最高使用圧力)に注意が必要です。 耐圧を超えると試料や内容物のリークが起こります。
試料の蒸気圧や分解時の圧力が不明の場合には、可能であれば事前にシール容器を使用してTG-DTAで測定し、減量が開始する温度を確認することによってその試料に対する耐圧温度を知ることができます。