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リガク×コベルコ科研 電池解析技術セミナー『電池解析技術セミナー (ラボX線装置と放射光活用) 』

この度、株式会社リガク・株式会社コベルコ科研共催による電池についてのWebセミナーを実施することとなりました。二次電池材料を題材に最新のX線解析技術を捉えることのできるセミナーとなっております。内容にご興味のある方は是非聴講をお申し込みください。

講演内容:

1.『 最新X線解析技術(電池材料への活用事例)』

1) XRD技術を用いた電池材料の分析事例紹介 [株式会社コベルコ科研 河野 研二](講演:約25分)
【概要】コベルコ科研では電池材料のXRD分析として、ラボXRDはもちろん、放射光施設も積極的に活用しています。in-situ XRD、NCM正極XAFS測定など最新の評価活用事例について紹介いたします。

2) 正極材料のキャラクタリゼーション・構造解析 [株式会社リガク 白又 勇士](講演:約25分)
【概要】NCM正極材を題材として電池の研究開発に役立つリートベルト解析、PDF解析に関する最新の実践的な解析について分かり易く紹介します。

2.『 X線分光によるシリコン系負極の充放電反応解析 』

1) X線吸収微細構造(XAFS)を用いた反応解析例 [株式会社コベルコ科研 森 拓弥](講演:約25分)
【概要】Si系負極材料はナノ粒子利用や非晶質体利用のため、X線分光による状態解析が有用です。本発表では、X線吸収微細構造(XAFS)を用いたSi系負極の解析として、operando 軟X線XAFSセルを用いた解析事例について紹介します。

2) X線発光分析法(XES)を用いた反応解析例  [株式会社リガク 高原 晃里] (講演:約25分)
【概要】ラボ装置による状態分析法として、X線発光分析法への関心が高まっています。本発表ではSi系負極の充放電過程で生成するLi-Si合金中のLi定量や、けい酸塩成分の定性・定量解析を行った事例を紹介します。

3.『 パネルディスカッション: 質疑応答とディスカッション 』(約30分)

【概要】正極NCMを題材にした放射光測定(XANES、EXAFS)とラボX線データ解析(BVS解析、PDF解析)、シリコン系材料の放射光測定(XAFS)とXESの使い分け事例紹介と整合性についてのディスカッションを行います。

Date/time (JST)

開催日:2022年 6月22日(水)  13:00 ~ 15:15
開催言語:日本語
定員:500名(無料:事前登録制) 
※X線分析装置の開発・販売の同業他社様、競合他社様のご参加はご遠慮いただいております。

国際総合科学雑誌Natureオンライン版に、記事広告 "Peering into batteries at the push of a button"を掲載しました。
https://www.nature.com/articles/d42473-021-00180-w