®

japan.rigaku.com

THERMAL ANALYSIS SITE

Vullios® 

新しい使いやすさを追求した測定・解析ソフトウェア

Thermo plus EVO2TMソフトウェアの操作インターフェースを踏襲し、さらに高操作性・多機能に

  

VulliosをインストールしたPC1台で最大8台の熱分析装置を制御できます

 

Vullios (バリオス) で追加された新機能​

 

ASCで最大1000測定が可能

 

 ASC(オートサンプルチェンジャー)の測定順の自由度が高くなり、トレー上の試料の測定順を自由に指定することができます

 Q. 試料を暴露せずに再現測定をしたいので、電気炉を開けずに続けて測定したい​
  ➡可能です!​
   繰り返し回数を入力することで、6回まで電気炉を開けずに続けて測定ができます。

​  Q. 1番、2番、3番を同じ順番で繰り返して再現性を見たい​
  ➡可能です!​
   測定順番を1番、2番、3番、1番、2番、3番と続けて入力すれば、入力した順番で測定されます。

​  Q. 今測定中の試料まだ15個も残っている。1個だけ急いで測定したいのだが…​
  ➡すでに測定が終了している場所(例:1番)の試料を廃棄し、そこに急ぎ測定したい試料を置きましょう。​
    次の測定に1番を指定することもできますし、最後に1番を測定するようにすることもできます。

​  Q. 2番まで測定したら傾向が見えたので、3~5番は測定しなくてもよくなった
  ➡ 3~5番のチェックを外すだけで、次は6番からの測定が始まります。​
    測定順も自由に入れ替え可能です。​

 

ファイル保存パスの変更が可能​​

 

 測定ごとにデータ保存先を指定することができます。​
​  EVO2では装置ごとに指定された1か所にデータが保存される仕様でしたが、Vulliosでは測定毎に保存先を指定​することができます。オペレーターが変わっても、オペレーターごとの保存先にデータをまとめることが可能です。​

 

多重表示機能の充実​​

 

 TpEVO2ソフトウェアでは最初に開いたファイルに対して、別のファイルを追加していく仕様であったため、​最初のファイルを削除することができませんでした。​
​  Vulliosではプライマリーデータの概念を廃止し、すべての データを同列に扱います。​​
 多重表示ファイルを保存する際は、新たに名称を付けて保存します。

 

ソフトウェアはランチャーで一覧から選択

 

 熱分析のソフトウェアはランチャーソフトで管理。
 ソフトウェア一覧をまとまって見られるので、視覚的に選択が可能です。

  
  


 

見やすいアイコン・使いやすいリボン

 

 Windowsで慣れ親しんだメニュー形態に対応し、さらに使いやすくなりました。
アイコンも一新し、グローバル対応できるピクトグラムに変更しました。

  
  


 

測定メソッドの1画面管理

 

 測定ファイル名・測定条件・温度プログラム・試料観察条件はまとまった1画面から設定が可能で、操作性をより向上させます。
「測定条件」「温度プログラム」の個別保存や、測定メソッドとしてのセット保存も可能です。

  
  



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



■ライセンスフリー

解析ソフトウェアはライセンスフリー。制御PCのみならず使用者個人のPC等にもインストール可能です。



■優れた互換性

◇テキストデータのインポート/エクスポート機能
他社の熱分析装置による測定データであっても、CSV形式のテキストデータに変換出来れば、Vulliosのインポート機能によりVulliosで解析することができます。
Vulliosの測定データをテキスト(CSV)データにエクスポートすることも可能です。



■自動測定で省力化

プログラム画面でオートサンプルチェンジャーの連続測定の設定を使って測定すれば、レファレンスや測定試料の交換に費やす時間など、装置の休止時間を削減できます。



■自動解析

較正・解析の項目や解析範囲などを自動解析条件ファイルとして作成することで、測定終了時に自動実行や、複数の測定データの一括自動解析を行うことができます。品質管理など、いつも決まった解析操作を行う場合は測定毎の較正・解析の操作から解放されます。



■らくらく画面操作

マウスのスクロールで画面の拡大・縮小を簡単に行えます。
・選択されている曲線を拡大・縮小
・カーソルがグラフ内の場合、縦軸・横軸を一緒に拡大・縮小
・カーソルがグラフ内の場合、縦軸・横軸を一緒に拡大・縮小



■うっかりミス防止

測定条件でアルミニウム容器を指定すした場合、温度プログラムと連携して500℃以上の測定時に警告メッセージを表示して容器を溶かしてしまう失敗を防止します。



■装置使用履歴リストによる管理・保守

日時・使用時間・機種名・使用者名・温度プログラム・測定結果ファイル名等の使用履歴が、Excel上に自動作成されます。
測定の履歴をノートに書き込む作業はもう不要!装置の使用状況や履歴が明確になり、管理や保守に効果的です

  
  


■Word®/Excel®出力

測定ファイルを標準付属のWordやExcelに直接出力できます。また、レイアウト編集機能で出力様式も変更可能です。
Excelに出力した際、ワークシートのsheet1に測定グラフが、sheet2には数値のテキストデータが自動作成されます。



■ER/ES関連規制対応 Vullios SureDI®

Vullios SureDIは、医薬品・バイオ製品・医療機器などの製造業者が電子記録(ER)と電子署名(ES)を安全に管理するためのシステムです。このシステムには、製品の規制遵守に必要なセキュリティ機能が組み込まれており、21 CFR Part11などの規制当局の要件に準拠したシステムとしてご使用いただけます。
Vullios SureDIは、強固なアクセス制御機能、権限管理、操作ログの記録、および監査証跡の管理を提供しています。これにより、データの完全性が保証され、電子記録や電子署名の遵守が確認されます。



■装置の呼び出し

ソフトウェア側から「装置識別」をクリックすると、選択された装置の表示パネルが点滅して該当装置を教えてくれます。
同じ装置が複数台接続されている際に、測定画面と測定装置を確認することができて便利です。

  
  


■ガイダンス機能

測定手順を順番に指示します。また測定の際に確認しなくてはならない周辺の条件を書き込むことで、うっかりミスを無くします。

  
  


■ECOモード

測定終了時、待機状態でECOモードを選択できるので、待機状態での消費電力が低減されます。
特にTG-DTAやTMAの場合、待機状態からすぐに安定した測定状態へ移行できます。

  
  


■メールで装置ステータスをお知らせ*

測定終了・測定データ・エラー発生等の通知をPC等へメール送信できるので、測定開始時以外は離れた場所でも状態を確認でき、その場で解析もできます。
*社内LANへの接続やLANボードの増設が必要です。

  
  


■安心の測定データ保護機能

測定中、何らかのトラブルでVulliosと装置本体間に通信エラーが発生しても、測定は最後まで継続され、データは装置本体に保存されます。
保存データは測定終了後に取り込めるので、貴重な測定データを保護できます。



■ファーストエイド機能

装置上でのトラブルやエラー発生時、エラーNo.やその内容、応急処置が表示されるので、速やかな状態復帰ができます。
また、エラー内容はログファイル化されるので、技術部門等へ容易に送付でき、迅速対応が可能です。