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マイクロ X 線 CT による 錠剤内部のクラックの観察と解析

AppNote B-XRI1014: マイクロ X 線 CT による 錠剤内部のクラックの観察と解析

 

”キャッピング”や”ラミネーション”などの”打錠障害”は医薬品製造段階で生じる品質異常であり、これらは錠剤内部にできるクラックから発生します。このクラックの発生を防ぎ、製造する医薬品の歩留まりを上げるためには、生産スケール拡大前の製剤化条件検討が重要です。X線CTは非破壊で試料全体の3次元構造を確認できるため、条件検 討用試料に生じたクラックを立体的に確認し、その分布を把握できます。ここではマイクロX線CTを用い、3種類の条件で作製した錠剤の内部を観察しました。