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日本インスツルメンツの完全自動水銀測定装置が2023年度「環境賞」優良賞を受賞

2023年5月11日
日本インスツルメンツ株式会社
リガク・ホールディングス株式会社

リガク・ホールディングス株式会社の関連会社である日本インスツルメンツ株式会社(代表取締役社長:濱中 功、以下NIC)は、環境負荷および経済性を考慮した完全自動水銀測定装置で「第50回 環境賞」の優良賞を受賞しました。

NIC Award
▲完全自動水銀測定装置「RA-4500(左)」と「RA-7000(右)」

 

水銀は天然資源や鉱物などにも含まれる一方、その有害性から公害汚染物質として管理項目の一つになっており、2017年に発効された「水銀に関する水俣条約」によって国際規模での水銀規制と健康被害拡大防止の取り組みが進められています。

NICは人類の発展の歴史上、常に身近な存在である水銀について「誰でも簡便に精度よく測定できる」ようにすることの重要性に着目し、一連の作業を完全に全自動化した装置を開発・提供してまいりました。

今回「環境賞」を受賞した装置は、水銀測定に必要とされる最大10ステップの作業を自動化することで、技量や経験、および測定環境がもたらす影響を可能な限り排除しています。

また環境基準の1/10以下まで検出可能な装置感度を有しており、わずかな検体量で測定ができることから分析後の廃液などを最小限に抑え、環境負荷や経済性に貢献しています。

さらに設計面では、検出器・サンプルチェンジャー・前処理部を一体化した筐体設計で、設置スペースや作業性、作業者や作業環境へ配慮したつくりとなっています。

NICはこの度の受賞を励みに、引き続き国内外での水銀測定分野、特に海外後進国の支援を進めてまいります。

2023年度「環境賞」優良賞受賞:https://www.hg-nic.co.jp/system/news/detail/28

NIC Award【完全自動水銀測定装置について】
2012年に販売を開始し、様々な機能をアップデートした後継機を2023年にリリースしました。
前モデルと比較して、測定に伴う廃液を50%削減、電力消費量を30%削減(CO2換算で排出量を0.34kg/年削減)、業務効率化の面では測定時間を約20%短縮しました。
製品詳細
RA-4500(従来モデル):https://www.hg-nic.co.jp/product/details/ra4500/index.html
RA-7000(後継機):https://www.hg-nic.co.jp/product/details/ra7/index.html

 

【日本インスツルメンツ株式会社について】
所在地:大阪府高槻市赤大路町14-8
創業:1978年 (昭和53年)
事業内容:水銀測定装置の開発, 製造, 販売, サービスおよび測定業務
海外出荷実績:60カ国以上

【環境賞について】
主催:国立環境研究所、日刊工業新聞社 後援:環境省
環境保全や環境の質の向上への貢献が認められる成果、または貢献が期待される成果をあげた個人、法人、団体・グループ等を表彰することにより、広く環境意識の啓発を図ることを目的としています。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先
リガク・ホールディングス株式会社 広報宣伝課 
e-mail:prad@rigaku.co.jp