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デンマーク工科大学、リガクのXtaLAB Synergy-EDを導入し、電子回折研究施設を設立

May 16, 2023 - デンマーク工科大学化学学部(The Department of Chemistry at Technical University of Denmark)は、リガクの電子回折装置 XtaLAB Synergy-EDを導入した電子回折研究施設を今年8月に新設します。

DTU Synergy
電子回折統合プラットフォームXtaLAB Synergy-EDとDTUのKasper Pederson教授(左)、Mariusz Kubus博士、Rigaku Europe SE(ドイツ)にて

XtaLAB Synergy-EDは、この施設における主力装置となります。大学の内外を問わず、創薬、触媒、エネルギー材料など、様々な分野からの共同研究者を迎え入れる予定です。

XtaLAB Synergy-EDは、リガクと日本電子が共同開発した、電子回折による単結晶構造解析をおこなうための専用装置です。データ測定から構造解析までを一貫して行うことができるソフトウェア、CrysAlisProを搭載しています。電子線を使用することにより、通常のX線回折や放射光では困難であったナノ結晶の構造解析を可能にしました。電子回折装置XtaLAB Synergy-EDが、結晶構造解析の新たなソリューションとして加わることで、結晶学における研究のさらなる発展に繋がります。

デンマーク工科大学化学学部のKasper S.Pedersen教授(施設長)は「XtaLAB Synergy-EDに秘められたソリューションの可能性を総合的に評価しており、私達もこの導入を非常に楽しみにしています。この新たなソリューションは、原子・分子レベルでの構造情報が鍵となる、化学、材料、生物学など数多くの分野で、先駆的な研究に大きく貢献するでしょう。」と大きな期待を寄せています。

リガクのグローバルセールス&マーケティングゼネラルマネージャーであるMark Bensonは、「XtaLAB Synergy-EDは市場に受け入れられ、予想を上回るお問い合わせを頂いています。結晶構造解析の可能性をさらに研究したい機関にとって、XtaLAB Synergy-EDは最適な選択と言えるでしょう。」と述べています。

Rigaku XtaLAB Synergy-EDの詳細については、下記URLをご覧ください。
www.rigaku.com/products/smc/synergy-ed