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【新製品紹介】エネルギー分散型蛍光X線分析装置の新製品「NEX DE」を発表~1mmの測定径を実現し、少量試料の元素情報をわずか数分で取得~

2017年6月28日
株式会社リガク
 

この度リガクは、エネルギー分散型蛍光X線分析装置NEXシリーズの新製品「NEX DE(ネックス ディーイー)」の販売活動を6月29日より開始することを発表します。NEX DEは、測定径1mmを実現し、少量試料の元素分析に最適な汎用装置として提供します。

現在、市場にある小径対応装置の多くは、RoHS規制対応に代表される、用途特化の専用機として提供されています。NEX DEは、これらの専用機に求められる性能を十分に備えながら、研究開発から工程管理まで、汎用的に使用できる装置として開発しました。原料・素材の成分分析、研究開発用途など、試料を少量しか確保できない現場の分析ニーズに最適な製品です。

小径対応にあたり、光学系に直接励起方式を採用し、NEXシリーズで最小となる1mmの測定径を実現。ミクロスパーテルに1杯の少量試料や、試料表面の1mm径領域の元素情報を取得できます。試料の主要成分の分析は、わずか数分で実行できます。

分析結果の出力形式は、当社X線回折装置に搭載する統合粉末X線解析ソフトウェア「PDXL」のXRFデータ読込機能に対応させました。このため、粉末X線回折装置をすでにご利用のユーザー様は、その補助装置としてスムースに使用を始めることができます。

9月7日から9日に幕張メッセで開催されるJASIS 2016に出品展示します。

主な特長

  • 少量粉末試料の分析に最適
    粉末であれば試料量はミクロスパーテルに1杯で十分です。直接励起方式の光学系により最小径1mmの少量試料でも感度良く分析できます。
  • 粉末X線回折の補助装置として最適
    リガク製統合粉末X線解析ソフトウェアPDXLの定性分析の自動検索設定画面から、NEX DEの測定結果ファイルを読み込むことができます。NEX DEで得られた元素情報が検索条件に反映されます。
  • 大気雰囲気下でAlからU、ヘリウム雰囲気下でNa~Uまでの分析が可能
    研究開発から工程管理まで汎用的に使用できます。
  • 場所を選ばず設置
    AC100V電源のみで稼働し、冷却水は不要。エックス線作業主任者の選任は不要です。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置「NEX DE」
エネルギー分散型蛍光X線分析装置 新製品「NEX DE」

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