AppNote B-XRD1118: X線回折装置による2次元検出器を用いた金属材料の高速極点測定
2次元検出器を用いた金属材料の高速極点測定
X線回折法で金属材料などの集合組織の評価を行うためには、通常、複数指数の極点図を利用します。0次元モードによるシュルツ反射法がよく用いられますが、1指数ずつ極点図を測定する必要があり、各α位置でのバックグラウンド測定も必要なため測定に時間がかかります。2次元検出器を用いた極点測定“2D極点測定”は、得られた2次元回折像(デバイリング)の強度分布から異なるα位置の強度を同時に取得できるため、0次元モードでの測定に比べて短時間で極点測定を行うことができます。